ご挨拶
おはようございます。
或いはこんにちわ、こんばんは。
深月に詠うとかいてみつきえいと読ましていただきたく候う。
ドラム叩いたり書きものをして生きています、お絵かきも下手の横好きでちまちま、アナログ人間です。
140字で吐き出しきれない日本語を吐き連ねる為に昨今あまりみなくなったブログ、というのをはじめました。
どうぞ、お暇な時に言葉遊びにでもなるようなコンテンツであれます様筆を持出せていただきます。
カテゴリの中にゲームや映画の備忘録や、お話、お話のネタ帳のようなものを順次追加していく運びとなります、B級映画は世界を救う。
以上、私の好きなものとかは省きましたがそういうのはいいから此方のいろはを順次加筆修正しながら始めのご挨拶とさせていただきます。
どうぞごゆるりと。
イントロダクシオン
ああ。
ざあざあと、よくもまあ雨が降る。
雨が恵みを運ぶなら。
雨が命を運ぶなら。
なあ。
この気持ちも、俺の命も。
どこか遠くー、救われねぇ誰かの代わりに。
運んでくれないか。
第89区(ライン89)
3年前に始まった仏蘭西の旧日本領への電撃侵攻作戦は苛烈を極めていた。
日夜問わず市内外でゲリラ戦、焦土戦が決行され多くの一般人が血を流し命を落とした。
政府は一部の旧日本領を手放したが米政府はこれを吉とせず、さらなる戦闘による国民の犠牲による政権の転覆を危惧した日本は戦闘エリアを不可侵領域(アンタッチャブル)とし、仏蘭西へ停戦姿勢を示し領土権を解放する事で米政府への義理立てを果たした。
こうして中立した紛争地域と化し今なお戦火に曝されるエリアの隣接領域。
その一つが第89区であった。
市民構成の8割は日系若しくは日本人であり、防衛国軍による厳重な警備体制が敷かれていた。
停戦を結ぶその日までは。